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総入れ歯からインプラントへの移行

総入れ歯からインプラントへの移行

総入れ歯の患者様がインプラント治療を受ける際には、代表的には二つの方法があります。
 
一つは繋がった歯をインプラントで完全に固定する「All-on-4」、もう一つは繋がった歯の噛み心地を安定させる「インサイドインプラント」という方法です。
 
以前は失った歯を1本1本入れていくという術式もありましたが、All-on-4やインサイドインプラントの普及によって、患者様の経済的、体力的、あるいは時間的な負担を大幅に改善できるようになりました。
 
これら二つの方法にどのような違いがあって、それぞれどのようなメリットや注意点があるか、説明していきます。
 
 

4本のインプラントで歯を全て支える「All-on-4」

All-on-4はポルトガルのDr.Paulo Maloが考案した術式で、総入れ歯の方に4本のインプラントを埋入し、それで片顎12本~の歯を固定して支えるという方法です。
 
どうしてたった4本で、繋がった歯を全て支えることができるようになったかと言いますと、比較的長いインプラントを斜めに埋入することができるようになったからです。
 
図にあるように、All-on-4は前歯部の比較的骨質の強い部分を使用して、放射線状に広げる形で斜めに埋入を行います。
 
こうすることによって平行に埋入されたインプラントと比較して、噛む力がかかる面の距離を広げて力を分散し、力学的な安定を得ることができます。
 
そのためAll-on-4は即日負荷、つまり手術を受けたその日から、ある程度のものは噛めることが可能になりました。
 

All-on-4のメリット

・少ない本数なのでコストパフォーマンスがいい
・数回に分けて何度も手術をする必要がない
・手術後に固定式の歯が入って噛むことができる
 

All-on-4の注意点

・特殊な「マルチユニットアバットメント」を使用する
・傾斜埋入のため経験と高度な技術が必要になる
・状態によっては1〜数本の補助インプラントを追加する
 
All-on-4は斜めにインプラントを埋入して、繋がった歯を支持しますから、埋入のポジショニングと角度が極めて重要な術式になります。
 
 

All-on-4の半額以下のコストで可能な「インサイドインプラント」

All-on-4が完全固定式のインプラント治療だとすれば、インサイドインプラントは繋がった歯を安定させる「半固定式」の治療法と言えます。
 
費用面はAll-on-4に比べて安価で、半額以下まで抑えることができます。※インサイドインプラントは当よしどめ歯科グループの登録商標です(商標第5492580号)。
 
一般的にオーバーデンチャーと呼ばれる術式の一種ですが、インサイドインプラントは埋入ポジションがAll-on-4と一致しており、使用するインプラントもAll-on-4と同じものです。
 
ですから患者様の意向によって、いつでもAll-on-4に変更することができるのが一番の特徴です。
 

インサイドインプラントのメリット

・All-on-4の半額以下で治療が可能
・総入れ歯を安定させてズレや外れを抑えられる
・いつでもAll-on-4に切り替えることができる
 

インサイドインプラントの注意点

・半固定式なので完全に外れないわけではない
・これまで通り日常的な入れ歯のケアは必要
・状態によっては入れ歯そのものの補強が必要
 
 

大切なのは「しっかりと噛めるようになること」

All-on-4とインサイドインプラントに共通している事は、どちらも繋がった歯を少ない本数のインプラントで支持する点です。
 
治療の際には、噛む力のバランスをきちんと考えた設計と補綴が必要になります。
 
力を均等に分散させることが、患者様の噛み心地を良くし、インプラントそのものを長持ちさせることに繋がりますので、綿密な診断と設計を基に手術を行い、状況によっては患者様の骨を安定した形状に整形する技術も必要です。
 
一口に総入れ歯といっても、今から総入れ歯を考えないといけない方、もう総入れ歯をはめて年月が経過されている方、入れ歯をはめないまま歯茎や骨が痩せてしまった方、歯の抜け方も奥歯から順番に歯を失った方や歯周病などで一気に歯を失ってしまった方など、様々なケースによって骨の吸収や変形の具合は様々です。
 
こういった色々な形状の骨の状態から安定した咬合を取り戻すには、事前のCTによる立体的な診断が不可欠になります。
 
当院では、三次元CTやレントゲンによる画像診断等で、治療にかかる費用の算出や治療プランのご提案はいつでもお受けすることができますので、お気軽にご予約ください。
 
 

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