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インプラントの寿命を左右する抜糸後のケア

インプラント治療はメスを使って歯茎を切開するため、インプラント体を埋め込んだ後は傷口がふさがるのを待つ必要があります。その際、医療用の糸を使って縫合するのが一般的です。
 
では、縫った糸はどのぐらいの期間を経てから抜糸(ばついと)すれば良いのでしょうか。また、術後どのようなことに気をつけなければならないのでしょうか。
 
ここでは、大事なことだけどなかなか聞けない、インプラント治療につきものの「糸」にまつわる注意点を解説します。
 
 

抜糸をする適切なタイミングとは

口の中は雑菌の宝庫だということを聞いたことがあるかと思います。
 
実際、歯を良く磨いている人でも、4000億~6000億個もの細菌がお口の中に住み着いているといわれています。
細菌による感染リスクを減らすため、切開した歯茎を縫合してふさぎます。
 
傷が治癒するまでの間は、違和感があるかもしれませんがむやみに触らず、血行が良くなることは極力避けてください。
飲酒や激しい運動、入浴を避け、ゆっくり身体を休めるようにしましょう。
 
お口の中の粘膜の治癒力はとても高く、1週間から10日間、遅い人で2週間もすれば傷口は治癒してふさがります。
したがって、抜糸をする適切なタイミングは手術後、7日~10日目です。
 
ちなみに、当院では遠方からの患者さまも多いため、通院の負担を軽減するためにご希望がある場合は自然に吸収される糸を使っています。
この糸はグリコール酸や乳酸でできており、3~4週間で体内に吸収されるので、抜糸の処置は必要ありません。
ただしその際は、次の検査までの間、清掃をしっかり行って清潔な状態を保つことが重要です。
 
 

抜糸後の口腔ケア、ポイントは食事と歯みがき

 
インプラント体があごの骨と完全に結合して安定するまでには、3ヶ月~半年ほどかかるといわれています。
したがって、抜糸後のこの期間をどうやって過ごすかが、その後のインプラントの寿命を左右するといっても過言ではありません。
 
抜糸後の管理で気をつけなければいけないことは、「毎日の食事のとり方」と「歯みがきのやり方」。
それぞれポイントをおさらいしていきましょう。
 
 
■毎日の食事のとり方
 
インプラント体が結合する前に硬いものを噛んでしまうと、インプラント体が骨と結合しなくなってしまうおそれがあります。
 
ですから、インプラント体を植立させた部分ではなるべくものを噛まないようにしてください。
 
仮歯がある場合でも、せんべいやたくあんなどの硬い食べ物をほおばって食べるようなことは避けましょう。
硬い食材は細かく刻むことで食べやすくなります。
 
 
■歯みがきのやり方
 

先にも説明したとおり、お口の中にはさまざまな細菌が生息しています。
そのため、抜糸後も専用の歯ブラシを使った丁寧なブラッシングを続けて清潔な状態を保つことが大変重要です。
 
抜糸後、インプラント治療の方法が1回法であれば、歯茎からアバットメントが露出しているため、その部分に汚れが溜まりやすくなっています。
専用の歯ブラシで優しく、丁寧に磨くように心がけましょう。
 
仮歯をつけている場合は、磨き残しのないようにデンタルフロスを使うと良いでしょう。
また、うがいの仕方にも注意が必要です。
特に男性の方で「ガラガラ」と音を立ててうがいをされる方もいますが、ゆるく静かにうがいをしてください。
 
一方、2回法であればインプラント体が歯茎の下に埋まっているので1回法よりも汚れが溜まりにくい傾向があります。
この場合でも、インプラント以外の部分を入念にブラッシングするように心がけましょう。
 
 
これほどまでに口腔ケアに気をつけなければいけないのは、「インプラント周囲炎」を予防するためです。
インプラント自体の寿命はとても長く、一度適切に埋入されたものは半永久的に機能すると考えられています。
 
また、人工物なのでむし歯のような病気にかかりません。
しかし、もともとあった免疫機能の働きが弱まってしまうため、歯茎やあごの骨を侵す歯周病菌による感染には自分の歯のとき以上にケアには気をつけなければいけません。
 
インプラント歯周炎が進行してしまうと、せっかく入れたインプラントを歯茎やあごの骨が支えられなくなり、インプラントの寿命を縮める大きな要因になってしまうのです。
 
 
抜糸後のこの期間のあなたのケアが、インプラントの寿命を大きく左右します。
治療が終了した際に、歯科医師や歯科衛生士から適切な食事の方法や、毎日のお手入れのやり方について必ず指導があるはずです。
 
これを良く聞いて正しいケアを続けられるように心がけてください。
 
 

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