総入れ歯の方の負担を、経済面・身体面ともに軽減
All-on-4(オールオンフォー)は、ポルトガルの歯科医師パウロ・マロ氏によって約15年前に開発されたインプラント治療法です。
総入れ歯に悩みのある方や多くの歯を失った方のために考案され、従来より軽い経済的・身体的な負担で治療できる画期的な方法です。
従来、多数の歯を失った方は、その分だけ多くの本数のインプラント体(人工歯根)を埋め込まなければなりませんでした。
埋入本数が多ければ多いほど治療費がかさむのはもちろん、手術時の体への負担も非常に大きくならざるを得なかったのです。
オールオンフォーはその名称が示すとおり、4本(場合によっては6本のこともあります。オールオンシックスと呼びます)のインプラント体で、10~12本の人口歯を支える治療法です。
前歯部分に2本、奥歯には斜めにインプラント体を埋入し、固定式の連結型人工歯を装着します。
通常のインプラント治療では顎の骨が薄い場合は、増骨治療を行わなければなりませんでしたが、薄い部分を避けてインプラント体を埋め込む選択が出来るのも大きなメリットです。
どうしても入れ歯には抵抗があるという方や、すでに総入れ歯を使っているがうまく噛めない、入れ歯が合わない、外れやすいなどの悩みを持つ方におすすめしたい治療法です。
ノーベルガイドシステムを使用した正確な埋入位置計算
当院では、ノーベルガイドによるオールオンフォー治療も行っております。
ノーベルガイドとは、コンピュータ・シミュレーションによる補綴主導型のインプラントシステムです。
治療後、正しいかみ合わせになるよう、まず人工歯の位置を決め、それをもとに埋入するのが補綴主導型インプラントで、CT撮影した口腔内の画像から、コンピュータの3D画面上で手術のシミュレーションを行います。
顎を通る大切な神経や血管を避けつつ、正しいかみ合わせができる位置に、正確にインプラント体を埋入するように誘導できるのが特徴です。
パウロ・マロ氏による直接指導
All-on-4(オールオンフォー)は、ポルトガルの歯科医師パウロ・マロ氏によって約15年前に開発されたインプラント治療法です。
2008年1月、オールオンフォーの考案者であるドクター・マロに直接指導を受けるため、当院の理事長であり、インプラント執刀医である吉留英俊は、ポルトガルの首都リスボンに飛びました。
ドクター・マロのクリニックで直々に指導を受け、治療の細部に至るまで、当時の最新かつ正確な情報を学ぶことができました。
当院で行っているインプラント治療は、ドクター・マロ氏から指導を頂いたオールオンフォーですので、自信を持ってこの治療法をおすすめしております。
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