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インプラントを術後のお手入れで長持ちさせる方法

手術して終わりではないインプラント治療

顎の骨の中にチタン製の歯根(歯の根っこ)を埋め込んで新しい歯を作るインプラント治療。
 
そのイメージからどうしても「とても頑丈で何でも噛める歯ができる」と思われている方も多いです。
 
確かにチタンという素材は頑丈で、腐食にも強くてアレルギーも出にくい、とても生体親和性と堅牢性に優れた物質です。
 
インプラントも2年や3年でダメになるものでもなく、10年20年、一生ものと考えていただいて問題ないのですが、そのインプラントが入っているのは「自分の骨、自分の身体」であることは忘れないようにしないといけません。
 
骨や身体に何か異常が起こってしまうと、インプラントにも異常や脱離が起こってしまいます。
 
そして、お口の中の異常で最も多いのは、やっぱり「歯周病」です。
 
 
歯周病は、お口の中にいる歯周病菌が出した毒素のために、歯肉や顎の骨が炎症を起こしたり溶けてしまったりする病気です。
 
もちろん天然の歯にも悪い影響があって、歯周病が進行してきますと虫歯になっていない歯でも根元から抜けてしまったりするのですが、インプラントの場合は特に歯周病に罹患した状態のことを「インプラント周囲炎」と呼びます。
 
 

インプラント周囲炎にかからないために

 
通常、私たちの口内で歯周病が起こった際は、以下のような症状が起こります。
 
 

・歯ぐきが赤く腫れたり、排膿(膿みが出る)が起こる

 

・歯が根元からグラグラ動くようになる

 

・口臭がひどくなる

 

・歯ぐきにじんじんしたような痛み・疼き(疼痛)が起こる場合がある

 

 
上の写真のように、歯周病の場合は「歯そのもの」に虫歯や問題がない場合でも、根っこからボロボロと弱くなって抜け落ちてしまいますが、インプラント周囲炎の場合は歯周病の症状に加えて、さらに以下のようなデメリットがあります。
 
 

・インプラントは骨と直接くっついているので、歯根膜が形成されていないため周囲に血流が少なく、歯周病菌に侵されやすい

 

・インプラントは歯の神経までは再生されないため、歯周病で見られる「炎症による痛みや疼き」が気づかない場合がある

 

・インプラントは骨との結合力が強いため、深部が結合していたら歯が動きにくく、歯が動く頃には歯周病が相当進行している場合がある

 
「痛みに気付きにくい」というのはインプラント独特の欠点です。
 
そのため患者様が、何かインプラントの違和感や歯の動揺に気づいた時には、もうかなり周囲炎が進行している恐れがありますので、まったく違和感を感じない日常的な段階でも、定期的に診断とケアを行うことが大切です。
 
 

定期的な診断とメンテナンスを受けましょう

 
定期的なインンプラントの診断とケアは、おおむね年に数回、インプラント手術を受けた歯科医院で診てもらうのが最善でしょう。
 
他の歯科医院でも診断できないことはないのですが、その場合は手術当初のデータがありませんので、ドクターが判断に迷うケースがあるかもしれません。
 
また、診断と一緒にインプラントのケア、メンテナンスも必要です。
 
自宅のブラッシングでは落とせないプラークや歯石をきちんと落としておくのが、歯周病の予防につながります。
 

 
自宅でのブラッシングの場合は、インプラント周りは専用の歯ブラシを使用して磨いてください。
 
写真のようにブラシ部分が特殊な造りになっています。
 
必ずインプラントはインプラント専用の歯ブラシ、天然歯は一般の歯ブラシと、きちんと使い分けて磨くようにしましょう。
 
インプラントはきちんとお手入れをすれば、本当に一生ものの働きをしてくれる人口の歯です。
 
せっかく手に入れた「第二の歯」ですから、しっかりと長持ちさせましょう。
 
 

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